中学生から高校生の頃、犬を飼っていた。とっても利口な犬だった。お手やお預けは、特にしつけなくても出来たし、鼻先にお袋のスリッパをあてて、『お母さんに持って行って』って言うと、パクって銜えてお袋に届けた。まぁ、言葉を理解したんじゃなくて、匂いで理解したんだろうけど。

利口な割に間抜けな犬だった。鯉のぼりが怖くて小屋から出て来なかったり、庭で死んでいる蛇に本気で決闘を挑んだり。

また、犬が飼いたいな。でも、きちんと世話をする自信が無い。今の俺は、自分の事だけで精一杯だから。だから飼えない。

また、一緒に渡良瀬川の河川敷を走り回りたいよ。俺の膝で眠ってしまったお前の頭を撫でたいよ、トミー。

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